退職時:「逃げてもいい」と「惜しまれて辞める」の2つの教え!
斎藤一人さんの仕事の話には、「嫌なことがあったらすぐに逃げて再起を図るんだよ」と「退職するなら半年間は続けて惜しまれて辞めるんだよ」の2つの教えがありますよね。
もしかしたら、どちらの教えが本当なの?正解はどっちなの?と困惑された方もいらっしゃるのではないでしょうか。確かに、迷ってしまいますよね。
そこで、まず一つ覚えておくべきことは、ひとりさんの教えに『答えはない』ということです。ケースバイケースでアドバイスの内容は違ってきますし、この人生自体に正解はありません。
その中で大事になってくるポイントは、辞める時の動機です。
例えば、ひどい嫌がらせをされて我慢できずに辞める場合は、すぐに逃げた方がいいでしょう。そこで退職代行サービスを使うのは、個人的にはOKだと感じます。
心身を削るブラック企業やパワハラ環境は火事場と同じですから、ためらわず外へ飛び出すことが生存と再起には欠かせません。
命の危険がある場所で「頑張れば報われるかもしれない」と賭ける必要はないです。
しかし、生きがいを感じられないから辞めるという場合は、最低でも半年以上は続けた上で、辞めるにしても「少しでも惜しまれながら辞める」というのがひとりさん流の考え方になります。
同僚や上司から「あなたがいなくなると困る」と惜しまれる状態をつくってから辞める――このプロセスが自分の価値を確かめ、次の転職先でも必ず活きてくるというわけです。
ただ、その際に、退職代行サービスを使うのは、正直どうかなと。。。わずか半年間でも、仕事を教えてくれた人がいるわけですから、私は「ありがとうございました」と一声あってもいいような気はします。
退職するのは自由だけど「仕事を好きになる努力」は欠かせない♪
「仕事が嫌いなら、好きになる努力をするしかない」――斎藤一人さんのこの言葉は、甘えを断ち切る厳しさと、人間の可能性への温かな信頼を同時に含んでいるように感じます。
もちろん、好きになるといっても、自分に合う環境もあれば合わない環境もあるでしょう。向いている仕事もあれば、向いていない仕事もあると思います。
できることなら、自分にとって最適な職場環境で楽しく仕事をしたいものですよね。ただ、実は仕事を魂の視点見ると、職場を自分で選んでいるのではなく、仕事のほうから呼ばれているんだそうです。
これはつまり、生まれる前に自分が決めたカリキュラムで、「この職場で、このタイミングで、この人たちと出会い、仕事を通じてこういった体験をして、このことを学びたいんだ」ということを決めてきているんですね。
なので、初めは戸惑うことが多いと思いますが、自分が惹かれた職場で仕事をこなし、価値を生み出すうちに、内面から輝きを放ち始めるようになっているわけです。
なので、ひとりさんの考えが古いという方もいるかもしれませんが、「惜しまれて辞める」を選択した人は、一心不乱に取り組む中で、最初は興味が持てなかった業務でも、手応えや誇りを感じられる瞬間が必ず訪れるはずです。
そこで芽生えた小さな自信が、仕事を「好き」に近づける燃料となります。なので、逃げてもいいし、惜しまれてから辞めてもいい。答えはありませんが、どちらを選ぶにしろ、仕事を好きになることが次への一歩とつながっていくことでしょう。
今多くの人が利用している「退職代行サービス」の賢い使い方
退職代行サービスは、近年注目を集めるサービスですが、ひとりさんの教えにも「嫌なら逃げてもいい、この引き出しを持つことが心の支えとなり、非常口になるんだよ」といった言葉があります。
これは、先ほどもお伝えしたように、ケースによっては惜しまれるまで続けた方がいいこともありますが、それでも常に「逃げてもいい」という引き出しは持っておいて大丈夫です。
一番よくないのは「絶対に3年は続けた方がいい」とか「嫌でも我慢するのが社会人だ」といったような固定概念を持ってしまうことです。
何度も言うように、この人生に答えはありません。ひとりさんの教えでさえ、正解はないんです。
ただ、本当に今、苦しんでいる人の中には、パワハラなどで心身共に危険が迫っている可能性もありますから、そういった場合は、退職代行サービスを使ってでも、一刻も早く退職手続きを終え、心を休めるべきだと感じます。
その代わり、「仕事内容にやりがいがない」「生きがいが見つからない」という曖昧な理由だけで代行に丸投げすると、次の職場でも同じ壁にぶつかりかねません。
ひとりさんがおススメしているのは、危険度が低い職場なら半年間だけ成果を出し、周囲から惜しまれながら去ること。
それによって、その間に業務改善や新しい提案に挑み、自分の成長を数値とエピソードで可視化しておけば、転職面接でも胸を張って語れる実績になるはずです。
退職代行を使うかどうかは最終的に自分次第ですが、どのルートを選んでも“自分で決めた”という主体性を持って、前向きに次のステップへと向かってみてください。
斎藤一人さんが教える「使命感」の見つけ方と約束の地への歩き方
斎藤一人さんの教えの中で、鍛冶屋には鍛冶屋の使命があり、八百屋には八百屋の使命があるといった言葉があります。
これはどういう意味かと言うと、仕事における使命とは、人のことを幸せにするお役目(思い)のことを指しているんですね。
例えば、事務職なら「仲間が安心して働ける環境を整える」、営業なら「お客さまに最適な解決策を届けて喜んでもらう」といった具体的な思いが使命になります。
使命が腹に落ちると、不思議なほど声に張りが出てきたり、周囲の協力も自然と集まってきたりします。ひとりさんはこの状態のことを「約束の地に向かって歩き出した人」と表現していました。
自分の中で使命が定まると、現職にとどまる選択も、惜しまれて辞める選択も、あるいは即時退職さえも、すでに自分なりに覚悟が決まっているわけですから、どの道を選択しても大丈夫です。
使命感はキャリアの羅針盤であり、退職のタイミングや転職先の選定をブレずに導いてくれる心の座標軸といえるでしょう。
最初は、給与や待遇面などが気になってしまうものですが、仕事とは人を幸せにした分の対価なんだという考え方も取り入れながら、どの道を歩むにしろ、自分自身の在り方に自信を持って前に進んで頂ければと思います。
斎藤一人さんの教え☆大事なポイントをおさらい!
斎藤一人さんの教えを、改めて客観的に振り返ると、下記の3つの気づきが浮かび上がります。
① 「逃げること」と「踏みとどまること」は対立概念ではなく、状況に応じて切り替えが可能な安全装置である。
② 仕事の面白さは外部の条件よりも、「自分が注いだ熱量と使命感」によって大きく変わるもの。半年間本気で働けば、同じ職場でも景色が一変するかもしれない。
③ これまでの苦労や努力を前向きなストーリーとして語れるようになると、転職先でも独立をしても次の扉が驚くほど軽く開くものである。
もし今、仕事に生きがいを感じられず、退職代行サービスの広告が気になっているようなら、まずは今日から一週間、誰かの役に立った瞬間を日記に書き留めてみてください。
小さな手応えの連続は、半年後に「惜しまれて辞める」あなたを形作ることでしょう。
もちろん、もし明日会社に行くことすら怖いほど追い詰められているなら、退職代行という非常口を迷わず使い、自分の心身を守ることを最優先にしてください!
どの選択肢も、斎藤一人さんが示す“自分を大切にする生き方”そのものです。人生の舵はつねにあなたの手の中にあります。
安全装置を備えたうえで、使命感という風を帆に受け、胸を張って次の航路へ漕ぎ出しましょう。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝してます^^