銀座まるかんの成功は「自分のために作った商品」から始まった
斎藤一人さんが最初に作った「青汁酢」という商品は、実は、ひとりさん自身のために作ったものでした。
当時は体が弱く、健康を少しでも取り戻したいという思いから、青汁のような健康飲料を自らブレンドして飲んでいたといいます。
すると、その様子を見たまわりの人たちが、「私にも分けてほしい」と頼んでくるようになりました。
一人さんは最初、「いいよ♪」と言って、それを無償で分けてあげていたそうです。
やがて、「タダでは申し訳ない」と、感謝の気持ちとしてお金を払う人が現れ、そこから自然とビジネスが始まっていきました。
これが、後に「銀座まるかん」という大きな会社に成長していく原点です。
このエピソードの中で、とても大切なポイントがあります。それは、「最初に“売ろう”と思ったのではない」ということ。
しかも、最初はお金なんて取らなかった。その姿勢こそが、人に深く喜ばれ、信頼されるきっかけになったのです。
一人さんの教えは、非常にシンプルで本質的です。
「売るために喜ばせるのではなく、喜ばせた結果として売れる。」
この順序を守ることが、長く愛されるビジネスの土台になります。
そしてこれは、商売だけでなく、人生全体にも通じる考え方ではないでしょうか。
人に喜ばれることをしている人には、自然と人が集まり、感謝され、応援されていきます。
自分のためではなく、相手のために動いた結果として、自分も豊かになる。そんな“循環”の中で、一人さんは大きな成功を手にされたのです。
斎藤一人さんのビジネス戦略:「リピート率」を上げるコツ!
お店や会社を経営している人にとって、「お客様がもう一度来てくれるかどうか」は、事業の命運を左右するほど重要なテーマです。
集客に力を入れる人は多いですが、実はお客様に“もう一度来てもらう”ことこそ、ビジネスの基礎中の基礎なんです。
せっかく足を運んでもらっても、「もう来ない」と思われたら、その努力も一度きりで終わってしまいます。
そんな中で、斎藤一人さんはとてもシンプルな指摘をされていました。
「あなた自身が、そのお店にもう一度行きたいと思えるかどうか。これがすべてなんです。」
この一言に、リピーターづくりの真理が詰まっています。
たとえば、あなたが飲食店をやっていたとします。
もし自分がそのお店の前を通ったときに、「ちょっと入りたくないな」と感じたら、その理由は何でしょうか?
・お店がなんとなく汚れている
・店員さんの表情が暗い
・料理がいまひとつだった
――そんなことが思い当たるのではないでしょうか。つまり、リピートされないお店には、必ず「また行きたくない理由」があるのです。
逆に言えば、それを一つずつ丁寧に取り除いていけば、自然とお客様は戻ってきてくれるというわけです。
とても当たり前のことですが、つい私たちは「もっと広告を出そう」とか「特典をつけよう」と、外側ばかりに目が向いてしまいがちですよね。
一人さんは、「自分自身の目が一番厳しくて正直なんだよ」と言います。
親しい人に「どうだった?」と聞いても、気を遣って本当のことを言ってくれないこともありますからね。
だからこそ、自分が「客として来たいかどうか」を本気で見つめ直してみることが、商売繁盛の第一歩なんです。
斎藤一人さん流☆「真のサービス」とはお金をかけずにできること
「お客さんへのサービス」と聞くと、多くの人はまず「割引」や「ポイントカード」、「おまけ付き」など、目に見える特典を思い浮かべるのではないでしょうか。
確かにこうした方法は、一定の効果をもたらします。
しかし、斎藤一人さんは、これらに頼りすぎることに対して、明確な注意を促しています。
「サービスは、お金をかけずにできることの中に本当の価値がある」。
これが一人さんの基本的なスタンスです。
例えば、接客する店員の笑顔や、気持ちのこもった挨拶、相手を思いやる気遣いなど、どれも経費は一切かからないのに、お客さんの心に強く響くものです。
特に印象的なのは、「笑顔があれば、おまけなんかいらないんだよ♪」という一人さんの言葉です。
斎藤一人さんは、ディズニーランドのミッキーマウスやドナルドダックを例に挙げながら、「あの笑顔、あの対応力を見習いなよ」と語ります。
あんなに素晴らしい笑顔で迎えられたら、誰だってまた会いに行きたくなりますよね^^
お金を払ってでも会いたくなる存在。それが“本当のサービス”の力です。
もちろん、割引や特典が悪いわけではありませんが、あなた自身の「在り方」や「表情」「心配り」が、お客様の心を掴む最大の武器になるということです。
笑顔や気遣いがあるお店は、何度でも足を運びたくなりますし、そこで働く人を好きになる。結果として、売上にもつながっていくんです。
斎藤一人さんおススメ♪目の前のお客さんを全力で喜ばせる
今、あなたの目の前には、何人のお客さんがいますか?――たった一人でもいいんです。
たとえ、今日は3人しか来なかったとしても、その3人をどれだけ笑顔にできたか。それこそが、商売において最も大切なことだと、斎藤一人さんは教えています。
「目の前のお客さんをとにかく大事にする」。この一言に、一人さんの経営哲学が凝縮されています。
一人さんは、ある居酒屋の例をよく話されます。
昔は繁盛していたそのお店も、ある時期から来店が激減。今では1日に3人しか来ない。
それを「もうダメかも」と嘆くのではなく、「その3人を全力で喜ばせることに集中すればいい」とアドバイスしたのです。
その3人がまた来たくなるようなお店になれば、やがては友達を連れてくる。そして、その友達がまた次の客を呼んでくる。
これが一人さんの言う「喜ばせることによって自然と広がる循環」です。
特に現代のように、どのお店も似たような商品やサービスを提供している時代においては、「人と人とのつながり」こそが最大の差別化になります。
「この人から買いたい」「この店でまた会いたい」と思ってもらえるかどうか。それは、目の前のお客さん一人ひとりに、どれだけ誠実に、丁寧に接しているかで決まります。
新規顧客を獲得することに気を取られるより、今来てくれたお客様をとことん喜ばせること。
それこそが、これからの時代に必要な“真の戦略”なのです。
本日の斎藤一人さんの教え(まとめ)
斎藤一人さんのビジネス成功の原点は、「自分のために作った商品」が人々に喜ばれたことにあります。
売ることを目的にせず、まずは自分や身近な人のために動いた結果、自然と感謝の輪が広がり、ビジネスへと発展しました。
また、商売の継続に欠かせないリピート率を高めるには、「自分がもう一度来たいと思えるか」を基準にすることが大切だと一人さんは説いています。
清潔感や笑顔、心のこもった対応が、特典以上に人の心を掴むのです。
一人さんの教えの根底にあるのは、「人を喜ばせることが、結果として売上や成功に結びつく」というシンプルな真理です。
お金をかけなくてもできる本当のサービスがあり、目の前のたった一人のお客様を大切にする姿勢が、やがて大きな循環を生み出します。
つまり、ビジネスでも人生でも、「まずは与えること」「誠実に喜ばせること」が、豊かさと信頼を引き寄せる鍵です。
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