斎藤一人さんが教える「嫌なことからは逃げてOK」の理由
斎藤一人さんは、人生で起きる問題はすべて自分で解決できるんだよ♪とおっしゃっています。
その理由は、私たちの魂は“あの世”で、あらかじめ「どんな人生にするのか」を決めてくるからです。
つまり、本来は、乗り越えられない壁などない!というのが、ひとりさん流の教えになります。
ただ、こうして地球で生きていると、「もう無理だよ、限界だよ・・・」と、言いたくなることもありますよね。
そんな時に知っておいてほしいことは、生まれる前の記憶は、地球にいる間だけ忘れてしまっているということです。
いずれ思い出すことになる記憶とは、私たちは、何があっても大丈夫な存在であり、何があってもそのままの自分で幸せになれる存在であること。
決して、嫌なことを我慢したり、無理をして何者かになろうとすることではありません。
斎藤一人さんは、嫌なことや苦手なこと、合わない人からは、心身を壊す前に「逃げていいんだよ」と強く勧めてくれました。
しかも、逃げるは逃げるでも、恐る恐る後ろを振り返りながら逃げるのではなく、全力で逃げた方がいいんだそうです!
その際に、人目が気になることもあると思いますが、ひとりさんが言うには、みんな“逃げちゃダメ”と言いながらも、自分に都合の悪いときは、さらっと身を引いたり、言い訳をしたりしているんだとか(笑)
たとえば会社の上司が、会議で不利になりそうなときは「急に用事が入って」中座するとか、親戚の法事を理由に断るとか……。
つまり、人は誰でも“都合の悪いこと”には、何かしらの形で逃げているんですね。
でも、私たちは、子どもの頃に言われた「逃げちゃダメ」という価値観があるので、自分だけは逃げることを許せずに苦しんでしまうわけです。
逃げることは悪じゃない──むしろ、素早く逃げることで自分を守り、元気に過ごすことができるからこそ、次の新しいチャレンジができるのです。
斎藤一人さん流!「早く動き、早く逃げて、早く軌道修正する」
斎藤一人さんの教えで非常に面白いのは、「行動の早さ」と「逃げの早さ」を同列に語っているところです。
「幸せな成功者は行動が早い、逃げるのも早い、そして軌道修正も早い」という言葉は、いまの日本社会ではなかなか聞けないメッセージなのかもしれません。
日本人って、どちらかというと、じっくり準備をしてから行動する方が得意ですよね。
それで、一度始めたことをやめるとか、“撤退”となると、一気に腰が重くなります。
たとえば、商売を始めてみて「これは儲からない」と気づいても、周りの目を気にして辞められない人も多いです。
また、転職を考えていても「今さら恥ずかしい」と、自身のプライドが邪魔をして、決断を先送りにしてしまうこともあるでしょう。
ひとりさんいわく、これを歴史上の人物に例えると、織田信長は「行動の早さ」も「撤退の早さ」も天才的だったそうです。
突撃するときは誰よりも早く、味方が準備をしている間にもう敵陣へ乗り込み、そして「まずい」と感じたらスッと引いてしまう。
そして、気づいたときにはもう城へ帰っているんだとか(笑)
それくらいスピード感があるからこそ、大きな戦を勝ち抜いてきたわけです。
つまり、早く動くことと、ダメだと思ったら早く逃げることは、セットで考えるととても合理的なんですね。
私自身も、周りの言葉を気にして「一度入った会社では、最低でも3年は頑張らないと……」と、無理をしていた時期がありました。
今、改めて振り返ると、「もう少し早めに辞めてもよかったのかな」と感じます。
斎藤一人さんが語った「逃げる勇気を持とう」の真意
多くの人が、「逃げる」という言葉にネガティブな印象を持ってしまうのは、「臆病」や「卑怯」というイメージがつきまとっているからなのかもしれません。
ですが、動物の世界では、自分より圧倒的に強い相手に立ち向かうのは単なる自〇行為ですよね。
例えば、うさぎがトラに飛びかかっていったら、トラからしたら「お!ごはんが来た」と思うはずです(笑)
世の中には、残念ながら意地悪な人や自分には太刀打ちできないタイプの人が必ず存在します。
そういう相手に対しては、さっさと逃げたほうが心の平安を保てるし、無用なダメージを受けずに済むのです。
これが、「絶対に逃げちゃいけない」と強く思い込んでいると、どんどん苦しくなってしまいます。
嫌な相手と向き合うたびに傷ついて、塞ぎこむようになり、「私なんてダメだ……」と引きこもってしまうこともあるでしょう。
ひどい場合には、うつ状態になってしまうかもしれません。
でも、「嫌なことから逃げる」っていうのは、そんなに悪いことではないんです。
実際に逃げてみたら、思いのほか気が楽になって、「あれ?なんであんなに執着していたんだっけ?」と拍子抜けすることさえあります。
さらに、逃げることで空いた時間やエネルギーを、もっと別の、楽しいことや自分が本当にやりたいことに回すことができるのです。
これが「逃げる勇気を持とう」という、斎藤一人さんの渾身のメッセージです。
斎藤一人さんの言葉を実践して感じたこと
正直に言うと、私も昔は「逃げたら周りに迷惑がかかる」「逃げたらこの先ずっと笑われる」と思って、踏ん張り続けていました。
でもあるとき、どうしても苦手な相手がいて、こちらがいくら努力してもまったく関係が改善しなかったんですね。
その状況にもう疲れ果ててしまい、「斎藤一人さんが言っていたとおり、逃げるのもありだよな」と開き直ることにしました。
相手に嫌味を言われる場所から距離を取ったことで、私は心の余裕を取り戻すことができました。
自分自身のメンタルが安定すると、不思議とまわりの空気も変わってくるものです。
あのとき「逃げる」という選択をしなかったら、もっと大きく体調を崩していたかもしれません。
そう思うと、あのときの自分に「よくやったね」と声をかけてあげたいくらいです。
さらに、逃げる決断をして心が軽くなると、今度は「行動しよう」と思えるようになりました。
「新しい人生で次は何がしたい?」と、自分に問いかけながら主体的に動けるようになったんです。
これが、ひとりさんの言う「行動が早い」と「逃げるのも早い」の両立なんだな、と感じました。
そして、軌道修正もスピーディーに行うことで、自分に合った環境へ移行するのもスムーズになりました。
もちろん世の中には、逃げる前にもう少し頑張ってみるべき局面もあるかもしれません。
ですが、「逃げてもいい」という選択肢を心の中に持っているだけで、不思議なくらい気持ちが安定し、新たなアイデアも浮かびやすくなります。
斎藤一人さんの教え(まとめ)
私たち日本人は、なぜか「逃げること=負け」と考えがちです。
斎藤一人さんの教えによると、「速やかに動く」「ダメならすぐ逃げる」「逃げた上で軌道修正をする」、この三拍子をリズミカルに回せる人こそ、幸せな成功者なんだそうです。
誰かに「逃げるなよ」と言われても、自分の心が悲鳴を上げているなら、それは勇気を持って離れるタイミングなのかもしれません。
嫌なことから素早く逃げるというのは、実は自分を大事にする行動です。
そして自分を大事にできる人こそ、他の人にも優しくできるし、新しい挑戦にも意欲的になれるものなんですね。
だからこそ、「逃げること」を選択できる勇気を持つことは、本当に大切なこと。
もし、どうしても苦手な相手や嫌な場所に我慢して留まり続けている人がいたら、一度「逃げてもいいんだ」と自分に許可を与えてみてください。
手放してみると、驚くほど気持ちが晴れて、あれだけ悩んでいたのがウソのように新しい道が見えてくるはずです。
斎藤一人さんの言葉は、一見すると「そんなに簡単に逃げていいの?」と戸惑うような内容ですが、実際に自分の人生に落とし込んでみると、逆に自分の行動力が高まっていくのがわかります。
もし誰かに「そんなのは甘えだ」と言われても、私たちはただ微笑んで「まあ、そう思うならそう思えばいいよ」と受け流せばいいのです。
大切なのは、自分の幸せを犠牲にすることなく、楽しく生きることです。
斎藤一人さんの「行動が早い、逃げるのも早い、そして軌道修正するのも早い」という教えは、そのための極意と言えるでしょう。
あなたがもし今、何かしら嫌なことで心が重くなっているとしたら、「逃げることも選択肢のひとつなんだ」と思い出してくださいね。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝してます^^