斎藤一人さんから学んだこと

悩みがつきない人の特徴は「過去の記憶力」が良くて賢い【斎藤一人】

斎藤一人さんの教えの中で、『過去は変えられる』というお話があります。よりよい人生を送っていくためには、未来ではなく、まずは過去に対する意識を変えていく必要があるんです。

多くの人は、悩みがあるといった時に、「今悩みを抱えている」と感じていますよね。今悩みがあるから苦しいんだ。でも実は、人間って過去、今、未来っていう順番で常に考えていて、悩みの9割って実は過去にあるんです。

今この瞬間って悩んでいないんですよ。ほとんどの苦しみは、過去の記憶から来ていて、その過去の記憶力がいい人、要は世の中で賢い人とか頭のいい人って言われるような人の中でも、記憶力がいい人っていうのは悩みが蓄積されやすいんです。

もちろん、嬉しいことや楽しいことも覚えているわけですが、嫌なことやトラウマになっていることも明確に覚えています。

なので、よく悩みを抱えている人に対して、過去に起きたことは仕方ないから忘れましょう!今を大切に生きてくださいね♪と言われるわけですが、それができるなら誰も悩むことはありません。

斎藤一人さんの教えにもあるように、まずは過去の記憶をたどっていって、オセロでいう「黒を白に変える作業」っていうものを一つ一つ丁寧に行っていくことが、非常に大切なポイントになってくるわけです。

この人生を幸せに生きるためには、将来のことで何か悩んでいるとしても、それは今の自分が悩んでいるわけではなくて、必ず過去に劣等感だったり、悔しい思い、悲しい思い、そういったものが隠れています。

そんな中で、過去の潜在意識を書き換えずに頑張ることもできますが、無理や我慢をしても長続きはしません。

年齢と共にメンタルの疲労が加速し、年を取れば取った分だけ、過去の経験が増えれば増えた分だけ、「過去の嫌な記憶」というのが、どんどんどんどん蓄積されていくんですよね。

だから、長く生きれば生きるほど苦しくなるっていう、本当に地獄のような展開になってしまうわけです。

悩みを消すことはできない、忘れることもできない。なぜなら記憶力がいいから。じゃあどうしたらいいのか。

過去を変えるしかないんですよ。過去を変えるしかない。過去の何を変えたらいいのか。過去の記憶を書き換えるんです。人間って、10年前、20年前のことを正確に記憶しているわけじゃない。記憶力がよくても、それが正確かどうかは分かりませんよね。

つまり、記憶違いをしていることが多いんです。記憶違いをしていることが多い。例え身近な家族であっても、実際に過去を映像で見れるとしたら、全く違う光景が出てくるはずなんですよ。

記憶違いをしている側面がたくさんあって、結局過去って自分が勝手に思い込んでいる光景でしかないのです。だから、過去を変えることはできるんです。

記憶違いしているということは、自分で自由に、「過去の人生は最高だった」「自分が思っているよりも幸せだったんだ」っていう記憶に書き換えてしまえば、今を幸せに生きられるようになります。

斎藤一人さんの教えって、『過去は変えられる』っていう考え方なんです。占い師の人などが基本的におっしゃっているのは、過去は変えられないけど、未来は何とかできるよ!ですよね。

でも、過去の潜在意識を無視することはできません。記憶力がいい人は、自分の中の固定概念で、自分の過去にはこういう人がいて、こういう出来事があって、自分はこんな人間で・・・とカチっと記憶が固まっていますから、それがもう悩みの9割なんですよ。

そんな中で、幸せを感じましょう♪って言われても、感じることができないんです。美味しいものを食べていても、人と会話をしていても、旅行に行っても、なぜか心が苦しいんですよね。

それはなぜ?何度も言うように、記憶力がいいから「過去の嫌な記憶」を覚えてしまっているんです。でもそれは、覚えているんだけれども、正確とは限らない。記憶違いをしてしまっている可能性が高いのです。

親を恨んでる、裏切られた人を恨んでる。でも実は、10年前、20年前にのさかのぼって一つ一つ、じーっと過去の自分の姿を見ていくと、そこまで自分を裏切った人も悪い人じゃないかもしれないし、親だってそこまで悪人じゃないかもしれない。

例えば、自分が風邪を引いた時に薬を買ってくれたり、病院に連れてってくれたり、学校行く時にお弁当を作ってくれたりとか、愛情を注いでくれている側面があったりするわけですよね。

だから、全部が全部うまくいかない人生を送ってきた人なんて、一人もいないっていうことです。必ず幸せな側面があった、豊かな側面があったはず。そもそも、日本に生まれただけでもツイてるわけです。

悩みは悩みでも、現時点での悩みって、実はそんなにたくさんあるわけではありません。今悩みを抱えているようで、実は過去の記憶力が良いことで、潜在意識に何か引っかかりが残っているんです。

なので、その一つ一つを手放していくことが大事。手放すっていうのは、簡単に言うと「受け入れる」っていうことです。

これまでずっと握りしめていた拳をパッと放すためには、一度やちゃんと過去の細かいところまで見ていって、「あの時は確かに苦しかったけど、解釈の仕方としては、こういう解釈もあるよね。こういう解釈だってあるんじゃないの?」っていうところで、潜在意識を書き換えていくこと。

オセロの黒を白にしていくっていうこの地道な作業が、「悩みがどうしても消えない」「生きているだけで苦しい」という人にとっては、とても大切な習慣になってくるかと思います。ぜひ、参考にして頂けたら幸いです。

⇒参考:悩みの9割は「記憶力の良さ」が引き起こしている【斎藤一人】

-斎藤一人さんから学んだこと
-, , , , , , , , ,