因果は神様の罰ではなく「魂の成長」を果たすためにある
多くの人が「因果が巡る」という言葉を、恐ろしいものだと感じる人が多いかもしれません。
ですが、斎藤一人さんはこうおっしゃっていました。
「因果っていうのは、神様の罰ではなく『前世で自分が蒔いた種を刈り取る』ことなんだよ」と。
良いことをすれば良い結果が返ってくる。悪いことをすれば、自分も同じような立場に立たされて、相手の気持ちを体験する。
その体験を通じて、「人ってこう感じるんだな」と理解が深まるわけです。
それが、この地球に来た目的である魂の成長というものであり、因果の本当の意味なんですね。
たとえば、過去に誰かの足を踏んだことがあったとします。そのとき自分は痛くなかったけれど、次に自分が踏まれる立場になると、初めて「痛み」という実感が芽生えます。
それを通して、「もうこんなことはやめよう」と心から思えたとき、その因果は終了します。
つまり、因果とは、反省や後悔ではなく、「気づきと学び」のチャンスなんです。
なので「親が不幸だったから、自分も結婚しない」などと、因果に囚われて自分の人生を止めるのは、魂が望む生き方ではありません。
自分の人生を親の失敗の延長として捉えるのではなく、幸せになってもいいんだと許可を出すこと。
それが、因果を自分の手で終わらせていく道です。
前世、自分が"蒔いた種"は明るく楽しく刈り取る♪
斎藤一人さんいわく、因果の実は、恐れながら刈り取るのではなく、楽しく刈り取るものなんだそうです。
今、目の前で起きていることが、理不尽に思えることだったとしても、それは前世で自分が誰かにしたことの返りであるかもしれません。
たとえば、悪口を言った、傷つけた、怒鳴った、不平不満を吐いた――そうした「地獄言葉」の種は、本人が忘れていても、時を超えて実を結びます。
しかも、相手の怒りや悲しみを背負って、何倍にもなって返ってくることさえあるのです。
だからといって、「じゃあ何もできない」と恐れる必要はありません。
大切なのは、「今世、これを刈り取ると決めてきたんだ」と受け止め、できるだけ明るく、前向きに向き合うことです。
これを、暗い気持ちで嫌々かり取っていると、新たな種をまいてしまいます。
一人さんは言います。「今日は大きな因果を刈り取ったから、収穫祭でお祝いしよう^^」
こういったユーモアのある前向きさが、カルマの解消を加速させる鍵となるのです。
神様は、そうした心の在り方をちゃんと見ていますからね。
そして、明るく刈り取ったその姿勢が、今世だけでなく来世にも幸せをもたらす「福の種」として育っていきます。
カルマの解消は「過去世の罪」を償うことではないよ!
世の中には、カルマ(因果)=罰と誤解している人が多くいますが、斎藤一人さんの見解は少し違います。
「カルマは罪じゃないよ。魂を成長させるための学びだよ。」
たとえば、今世で、誰かから暴力を受けたとします。
その時に、「これはきっと、前世で自分が暴力を振るったせいだ」と考えて、ずっと耐え続けてしまう人がいるんですね。
ですが、それは、あなたの魂が望んでいる学びではありません!
カルマを本当に解消したいなら、今世、「暴力を受けることがどれだけ辛いか」を体験したのだから、もう誰にも同じことはしないと誓うこと。それだけでいいんです。
なので、今困った状況にあるなら、現実的な行動として、警察に相談するとか、誰かに助けを求めてくださいね。
千手観音のイメージで、この手がダメならあの手で、次々と、新しいの手を考える。これが一人さん流の解決策です。
カルマ解消を実践するポイントは、他人を変えようとする依存・執着を手放し、「自分の機嫌を自分で取る」という覚悟を持つこと。
そして、「この経験を活かして誰かの助けになろう」と思うことで、カルマは「ダルマ」へと変わります。
「ダルマ」とは、悟り。つまり、自分の痛みを通して他人の苦しみを理解できるようになったとき、そこに魂の進化(成長)があるのです。
覚悟を決めると、カルマが「達磨(ダルマ)」に変わる☆
これまでの話を聞いても、同じ問題が何度も繰り返されるという場合は、今一度、自分軸に立ち返る必要があります。
というのも、斎藤一人さんの教えでは、覚悟ありきで実践できることがほとんどなんですね。
少し厳しい話かもしれませんが、本当の覚悟とは、「何があっても自分の責任」と決めることです。
たとえば、2人で協力し合えば幸せになれると信じて結婚した夫婦が、結婚後に些細なことでケンカが絶えないケース。
お互いに「あなたがこうしてくれないから・・・」「相手が変わってくれればうまくいくのに・・・」という依存・執着が強いと、なかなか覚悟を持つことができません。
結婚生活を続けるにしろ、離婚を決断するにしろ、逃げか卒業か。
相手のせいにする「逃げ」を選択すれば、次の新しい縁があっても、また同じ課題と向き合うことになります。
一方、自分を改める「卒業」を選ぶことができれば、カルマが解消され、これまでとは違う新しいステップへと歩みを進めることができるでしょう。
覚悟を決めることは、相手を変えようとしたり、苦しみに耐えることではなく、「自分の気持ち(魂の声)に正直になる」ことです。
なので、人生を好転させたい!良い流れを作りたい!と思う時こそ、自分の機嫌を自分で取り、笑顔でいる覚悟を決めてみてください。
それこそが、一人さん流「カルマを達磨(ダルマ)に変える生き方」です。
本日の斎藤一人さんの教え(まとめ)
因果とは、過去世(前世)の行いが、今世に返ってくるという「原因と結果の法則」です。
それは、決して神様の罰ではなく、魂が学びを得て成長するためのチャンス。
私たちは過去世で撒いた種を、今世で刈り取るために生まれてきています。
その刈り取りを「苦しみ」として受け取るのではなく、「収穫」として楽しんで受け入れることで、因果は解消されます。
さらに、カルマを終わらせるには「気づき」と「行動」が必要です。
痛みや苦しみを通して得た学びを活かし、「もう二度と人に同じ思いをさせない」と誓うことで、カルマはダルマ(悟り)へと変わります。
覚悟を決め、自分の機嫌を自分で取り、笑顔でいること。それこそが、あらゆる因果を浄化し、幸運を引き寄せる生き方です。
今日もあなたが、笑顔と愛のある一日を過ごせますように♪
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝してます^^