斎藤一人さんの教え:生霊とは「生きている人のエネルギー」
まず「生霊って何?」というところですが、斎藤一人さんいわく「生きている人が発しているエネルギーのうち、マイナスのエネルギー」が生霊なんだそうです。
人は誰でもオーラと呼ばれるプラスのエネルギーを出していますが、それとは反対に、妬みや恨み、嫉妬、怒りなどのマイナスエネルギーが強くなると、それが相手に飛んでいくことがあります。
これを便宜上「生霊」と呼んでいるわけなんですね。
初めてこの話を聞いた人は、「ちょっとオカルトっぽいな・・・」と感じてしまうかもしれません。
でも、よく考えてみると、人をひどく羨んだり憎んだりしている状態って、胸の奥がギュッと苦しくなったり、気分が悪くなったりしますよね。
マイナスの感情を抱えているときって、心も体もこわばって、エネルギー的にも重たくなるものです。
ひとりさんは、そういった「マイナスの感情のエネルギー」こそが、自分自身を傷つける元凶だと教えてくれました。
生霊を飛ばす人は、相手に悪い気を送っているようでいて、実は自分の体に毒を溜めこんでいるのと同じなんですね。
結果的に、体調不良や湿疹など、さまざまな不調として返ってきてしまうというわけです。
「他人を呪わば穴二つ」という言葉がありますが、まさに飛ばす側のリスクが大きいんです。
斎藤一人さん流「感謝してます」で生霊をはね返す方法
もし、相手から生霊のようなマイナスエネルギーを飛ばされていると感じたら、どう対処すればいいのでしょうか?
斎藤一人さんの答えはとてもシンプルです。ひたすら『感謝してます』という言霊を使ってみてください。
ここでいう「感謝してます」の言葉は、「どんな小さなことでもありがたい」という気持ちをベースにした、プラスの波動を生みだす魔法のフレーズです。
誰かに何かをされたときに「なんであんなことを!」と怒ったり、悲しんだりしてしまうと、つい暗いエネルギーに包まれてしまいます。
でも、そこをパッと切り替えて「感謝してます」と口に出してみる。すると不思議と心が軽くなるんです^^
実際に私も、嫌なことがあったときや、「あれ、なんか妙にギスギスした空気を感じるな」と思ったときは、心の中で「感謝してます、感謝してます、感謝してます……」と唱えるようにしています。
もちろん、最初のうちは気持ちが追いつかないときもありますが、あえて言葉に出すことで、自分の波動が“感謝モード”にシフトしていくのを感じます。
そうすると、徐々に笑えてくるというか、「あ、なんだか気が晴れてきたかも」という気持ちに変化していくのがわかるはずです。
そうやってマイナスとは真逆の状態をキープしていると、相手がどんなに生霊を飛ばしてきても、受け取ることがなくなります。
これは、宅配便が配達されても、受取人がいなければ返品されるのと同じ理屈です。
生霊を飛ばす人間がいても、受け取る人がいなければその人自身に跳ね返るだけですからね。
斎藤一人さんの言霊は「気休め」以上の価値がある
正直、私は最初、斎藤一人さんの天国言葉は魅力的だけど、「言霊の力は気休めなのかな」と思っていた時期がありました。
でも、実生活の中で、人の言葉や気持ちで傷ついたり救われたりすることって意外と多いんですよね。
たとえば、まわりでいつも他人の悪口ばかり言っている人がいると、自分自身の心が疲れて、覇気がなくなっていくように感じるものです。
一方で、「感謝してます」や「ありがとう」をいつも口にしていると、自然と明るい心になって、運も良くなっているような感覚を覚えます。
「生霊」という現象は、オカルトというよりは、「どういうエネルギーを人と自分に送り合っているのか」という、人間関係の本質を表しているのかもしれません。
私自身、ある時期に「どうしてあの人はあんなに嫌なことを言うんだろう」「もしかして自分のことを妬んでるのかな」と気になって仕方なかった時がありました。
夜も眠れないし、気づけばその人のことばかり考えてしまう。
そんなときに、斎藤一人さんの「感謝してます」の話を聞いて、「試しにやってみよう」と思い立ったんです。
そしたら不思議と、その相手のことを思い出しそうになっても、どこかで「感謝してます」と唱えるクセがついて、だんだん気にならなくなってきました。
それで、自然に相手との接点も減っていって、今ではほとんど考えることすらなくなったんです。
斎藤一人さんが教えてくれた「悪口」を受け取らないコツ
斎藤一人さんのお話の中には、お釈迦様の逸話もよく出てきます。
例えば、ある人がお釈迦様に向かってひどい悪口を投げかけたのに、お釈迦様はただニコニコしてスルーしていたというお話があります。
「なぜ言い返さないのですか?」と聞かれたお釈迦様は、「人からもらった贈り物でも、受け取らなかったら相手に戻るだけでしょ?」とおっしゃったそうです。
そう、要は「受け取らなければ自分には何も影響はない」んです。これは私にとって、とても腑に落ちる教えでした。
悪口や意地悪な態度って、ついこちらもムッとして「言い返さなきゃ!」「悔しい!」と思ってしまいがちですよね。
でも、受け取ってしまうから腹が立つし、気になってしまうわけです。
もし受け取らずにスルーできれば、相手がどんな形で投げてきても、こちらの心が傷つくことはありません。
もちろん、「言い返さない=負け」みたいに捉える人もいますし、現実問題として言い返さなければならないシチュエーションもあるかもしれません。
ですが、そこで感情的にならずに「私はこのマイナスのエネルギーを受け取らないぞ」と決めるだけで、まったく違う結果を生むんです。
今はどちらかというと、「やられたらやり返す」よりも、「そもそも受け取らない」ことが大事だと感じています。
そのほうが気持ちも楽なので、幸せな波動で心地よく過ごすことが常に最優先です。
今回の斎藤一人さんの教え(まとめ)
今回の「生霊返し」というテーマを通じて、一番お伝えしたかったのは「マイナスエネルギーを飛ばすのは自分の損になるし、それを受け取る必要もない」ということです。
妬みや恨み、心配や不安といった負の感情でいっぱいになると、結局は自分を苦しめる結果になってしまいます。
逆に、「感謝してます」という言葉を唱えていると、不思議なほど心が軽くなって、相手にも良い波動を与えることができます。
斎藤一人さんは、いつもとびきり陽気で、優しくて、人をワクワクさせる天才です。
その背景にあるのは、「人に悪いエネルギーを飛ばさない。逆に、いいエネルギーを与えられる自分でいよう」という強い信念と実践力です。
だからこそ、それを真似してみるだけでも、私たちの毎日はすごく楽になるんだと感じています。
今、誰かから妬まれている気がしてモヤモヤしているなら、ぜひ一度「感謝してます」の言葉を連呼してみてください。
最初はしっくりこなくても、そのうち自分自身が出している波動が変わってくるのを、体感できるはずです。
本日も最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。感謝してます^^