「あきらめる」=明らかに眺める♪全て"魂"が望んだ体験です。
ショックを受けて絶望した時に感じる「あきらめる」という言葉・感情に、あなたはどんな印象を持っていますか?
「逃げること」「負けること」「夢を放棄すること」――そんなマイナスのイメージを思い浮かべる方も多いかもしれません。
でも、斎藤一人さんは「あきらめる」という言葉を、まったく別の角度から捉えています。
一人さんいわく、あきらめるとは「明らかに眺める」ということ。具体的には、物事を俯瞰して冷静に見つめ直すということです。
たとえば、「成績が足りなくて、大企業への就職をあきらめた」。「遠距離でうまくいかず、好きな人との結婚をあきらめた」。「大病を患ったことで、夢を追いかけることをあきらめた」。
こうした“あきらめ”は、決して敗北ではありません。
むしろ、今の自分の現状を正しく見つめ、次のステップに向かうための「通過点」なんですね。
生まれる前に、神様と一緒に決めたシナリオとして、「今世の魂が望んだ体験だったんだ」とわかることは、大きな気づきです。
なので、自暴自棄になる必要なんてありません。自分を責める必要もありません。
「これではない」と分かったからこそ、「では、どうすればいいか」を考えることができる。そして、魂が望む本当の「幸せの道」が見え始めるのです。
思い通りにならない現実は「遊び心」で楽しむ工夫をすること♪
人は、思い通りにならない現実を見たときに、つい「相手を変えたい」と思ってしまうものですよね。
部下が言うことを聞かない、家族が理解してくれない、上司が理不尽――どれも私たちが日々抱えるストレスの種です。
それに対して、斎藤一人さんは、「この世に、自分の思い通りになる人なんて一人もいないんだよ」とおっしゃっています。
そう、私たちのまわりの人々は、変える対象ではなく、“魂を磨くための存在”なんです。
•部下が反発するなら、どう伝えれば届くのかを試行錯誤する^^
•上司が怒鳴るなら、「今日は何回怒鳴るかゲーム」に変えてみる^^
このように、現実を遊びや人生ゲームと気軽にとらえて、楽しむ工夫をすれば、怒りや苦しみは必ず“学び”に変わります。
言い返したくなる感情も、相手を変えたい気持ちも、実はすべて「自分を賢くするための材料」だったんだと気づけたとき、自分自身の器が大きくなるんです。
魂は、こうした“うまくいかない相手”との出会いによって、自分の内側の力を目覚めさせようとしているのです。
思い通りにならない日々は、「今、自分は進化している証拠」なんだだと受け取ってみてください。
「欲」を否定せず、認めればこそ、新しい世界が見えてくる☆
精神的な教えや自己啓発では、よく「欲を捨てましょう」と言われますよね。
ですが、斎藤一人さんは、この点に関しても、ちょっと違った視点を教えてくれました。
「どうしてもブランドのバッグが欲しい?それなら、“私はそれが欲しい人間なんだ”と認めてあげればいいんだよ」。
つまり、欲望は否定すべきものではなく、自分の中にある“本音のサイン”なんですね。
無理に「いらない」と自分に嘘をつくよりも、素直に「私はこれが欲しい!」と、あきらめる(明らかに眺めること)が大事なんです。
そうして、欲を満たすためにコツコツ働いたり、工夫したりすること自体が、魂の成長にもつながっていきます。
問題なのは、欲を持つことではなく、「こんな自分ではダメだ・・・」と自分を否定してしまうこと。
自分を許せない人は、他人にも厳しくなってしまいます。なので、まずは、そのままの自分を認めて、許してあげてください。
「精神性の高い人間でも、焼肉が食べたいこともある」。「心を磨いていても、恋愛にドキドキすることはある」。
そんな当たり前の“人間らしさ”を、無理に抑えようとしないことです。そのままの自分を愛せたとき、魂は自由を楽しめるようなります。
固定観念を手放すと、人生の地図が書き換わります
「女はこうあるべき」「男ならこうすべき」「40までに結婚しないと終わり」――こうした固定観念に、あなたの人生は縛られていませんか?
そういった人たちに対して、斎藤一人さんはこうおっしゃっています。
「固定観念が間違っていたわけじゃない。時代が変わっただけなんだよ」。
実際に、昔の常識は、もう今の時代には合わなくなっていることが多いですよね。
それでも私たちは、「親に言われたから」「世間がそう言うから」と、自分の感覚を否定してしまいがち。
けれど、一人一人の魂が本当に求めている人生とは、「人と同じ人生」ではなく、「自分にしか生み出せないストーリー」なんです。
今日から、他人の目や過去の常識を優先するのではなく、「今の自分がどう感じているか」「何を望んでいるか」に目を向けるようにしましょう。
それが、魂にとっての本当の地図です。そして、その地図は、「あきらめた瞬間」に描き直されます。
「これじゃない」と気づいたからこそ、「じゃあ、次はどうする?」という選択肢が見えてくる。その繰り返しが、あなたの人生を豊かで軽やかにしていくのです。
本日のまとめ(斎藤一人さんの教え):絶望→あきらめ→新しい世界
「あきらめる」という言葉の中に、これほどまでに深い意味があったとは、初めて知った方も多いのではないでしょうか。
斎藤一人さんの教えは、「絶望は幸せの前兆であり、あきらめる(明らかに眺める)ことで、魂は大きく成長していく」というものです。
欲を否定せず、自分を許し、固定観念を手放す。
それができたとき、人は「絶望」という暗闇の先に、「あ、こんなに明るい世界があったんだ♪」と気づくのです。
そう、絶望は終わりではなく、幸せの入り口☆
どうかあなたも、絶望やあきらめをマイナスに暗く捉えるのではなく、自分の心に「明らかに眺める」という"光"を当ててみてくださいね。
幸せは、いつだって「道行く脚下(足元)」にあります。そこに気づけるかどうかだけですから。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝してます^^