斎藤一人さんの教え

劣等感の呪縛★心の中に悪徳裁判官が潜んでいる【斎藤一人】

斎藤一人さんが語る「劣等感」の正体とは

斎藤一人さんは、人生における苦しみの多くは「劣等感」という見えない“心の足かせ”によって生まれると語っています。

しかもこの劣等感は、外からは見えにくく、本人ですら気づかないことが多いのです。

表面的には「真面目な人」「いい人」「努力家」に見える人ほど、その奥に深い劣等感を抱えていることがあります。

では、劣等感とは何なのでしょうか。

それは、「自分は価値のない人間だ」「人より劣っている」と思い込んでしまう心の傷です。

たとえば幼いころ、勉強や運動がうまくできなかったときに、親や先生から「どうしてできないの」「○○ちゃんはできるのに」と責められたり比べられたりすると、心の奥に「自分はだめな子なんだ」という印象が根づいてしまいます。

しかも、こうした言葉をかけた側(親や先生)には、悪気がない場合がほとんどです。

「この子のため」と思って言っているだけで、自分が相手に劣等感を植え付けているという自覚はありません。ここに劣等感の“やっかいさ”があります。

さらに問題なのは、この劣等感が時間とともに成長し、今度は自分自身が誰かに与える側に回ってしまうことです。

親から厳しく育てられた人は、自分の子どもやパートナーに対して、同じようにプレッシャーや否定的な言葉を投げてしまいます。

気づけば、「あなたのため」と言いながら、自分がかつてされて苦しかったことを、今度は自分がやっているわけです。

斎藤一人さんは「人は何度も生まれ変わって、最終的には“劣等感の克服”という修行をしにこの世に来ている」と言います。

親も未熟、教師も未熟。だからこそ、私たちはその中で「自分には価値があるんだ」と思い出し、過去の刷り込みから自由になっていく必要があります。

つまり、劣等感とは“他人に植えつけられた間違った信念”であり、それを手放すことが魂の成長であり、この人生の学びでもあるのです。

斎藤一人さんが教える「悪徳裁判官」の存在!

では、なぜ劣等感が手放せず、私たちはいつまでも苦しんでしまうのでしょうか。それは「心の中に悪徳裁判官が住みついているから」だと、斎藤一人さんはおっしゃっていました。

この裁判官は、とにかく執念深いです。あなたが小学生のとき、通知表が悪くて親にがっかりされたこと。それを20年、30年経った今でも思い出させ、「あのときお前はだめだった」「やっぱりお前は使えない」と何度も何度も裁きを下してくるのです。

たとえば、仕事でミスをしたとき、恋人に振られたとき。「ほらね、やっぱり自分はだめな人間なんだ」と、何かあるたびに“過去の罪”を持ち出して、あなたを裁こうとします。

これは実際の裁判所で言えば、刑を終えたあとも延々と再逮捕され続けているようなもの。こんなに理不尽な話はありません。

一度受けた嫌な記憶に対して、自分の内側で何度も何度も再裁判を開いてしまう。それこそが、「心の中にいる悪徳裁判官」の正体なのです。

では、どうしたらこの裁判官を黙らせることができるのでしょうか。ひとりさんの答えは、下記の通り、非常にシンプルなものでした。

その裁判官に向かって、もうあなたとは縁を切ります、と宣言しなさい。私はもう十分償ったし、そもそも無罪でした、と。

大事なのは、「最初から自分には罪などなかった」と気づくことです。

家が貧しかったのも、勉強が苦手だったのも、あなたのせいではありません。親にがっかりされたのは、親が未熟だったからです。教師に怒鳴られたのは、その先生が未熟だったからです。

それなのに、あなたは無実の罪を抱えてきたのです。もう終わりにしましょう。その声に耳を貸すのをやめて、「私は自分をゆるします」と言ってあげてください。

悪徳裁判官に引導を渡すことで、あなたの心はようやく自由になります。

そしてその空いたスペースに、「愛してます」「ツイてる」「うれしい」「たのしい」「幸せ」「感謝してます」「ありがとう」「ゆるします」といった“天国言葉”を何度も流し込むのです。

斎藤一人さんおススメ♪「天国言葉」の効力とは

斎藤一人さんが何度も説いている「天国言葉」とは、単なるポジティブシンキングではありません。それは、“心の波動”を変えるためのエネルギーの注入であり、魂の言葉です。

その8つの言葉とは――
「愛してます」「ツイてる」「うれしい」「たのしい」「幸せ」「感謝してます」「ありがとう」「ゆるします」

この8つを、呪文のように繰り返すことで、心の奥底にあるネガティブな思い、つまり“地獄言葉”のエネルギーを浄化していきます。

たとえば、劣等感に苦しんでいるとき、多くの人は「私はダメだ」「どうせうまくいかない」「なんで自分ばっかり」といった言葉を無意識のうちに心の中で唱えています。

それは自分に毒を流し込んでいるのと同じで、知らないうちに魂を弱らせてしまうのです。

そこで一人さんがすすめるのが、「天国言葉による置き換え」です。自分の中に空いた心の隙間(過去のトラウマや悪徳裁判官の声でぽっかりと空いてしまった“穴”)を、その8つの言葉で満たすのです。

最初は口先だけでも構いません。むしろ「本心からそう思えない」ときこそ、声に出す価値があります。

「ありがとう」と言った瞬間、実際に感謝しているかどうかではなく、“その言葉”自体に波動が宿っているからです。

これを何度も何度も唱えていくと、心がだんだん満ちてきます。心のコップがあふれると、今度は自然とその言葉が人にも出せるようになり、まわりとの関係までもが変わっていきます。

このように、斎藤一人さんが伝える“言霊の力”とは、自分の人生を根本から書き換える「周波数の調整」なのです。

斎藤一人さんの教えが示す「劣等感を断ち切る道」

劣等感とは、必ずしも露骨な暴言や虐待だけで作られるものではありません。

「あなたのために言ってるのよ」
「もう少し頑張ればできるはず」
「最後までやりなさい」

これらは一見すると、愛のある言葉に見えます。しかし、心の成長段階にある子どもや、繊細な感受性を持つ人にとっては、“価値があるのは努力している自分だけ”という誤解を生みかねません。

一人さんは、こうした劣等感を与える行動の背景には、実は相手自身のコンプレックスが潜んでいると言います。

つまり、自分が劣等感に苦しんできた人ほど、「同じように他人にもそれを背負わせてしまう」という因果の連鎖が起きてしまうのです。

でも、その連鎖は、自分で断ち切ることができます。

「あなたが劣等感を持ったのは、あなたのせいじゃない。親が未熟だっただけなんだ。」

この一言には、大きな気づきと癒しの力があります。自分が間違っていたのではなく、ただ、誰かの未熟さに巻き込まれただけだと気づくことで、心に重くのしかかっていた責任感や罪悪感がすっと軽くなるのです。

そして、もうひとつ大切なのは「自分が他人に劣等感を与えない」と決意すること。自分が気づいたことで、そこに気づけていない人たちの“無意識の連鎖”を止める存在になれるのです。

それこそが、「因果を断ち切る魂の成長」だよ!と、ひとりさんは教えてくれました。

斎藤一人さんが教えてくれる「自分を光らせる生き方」

人は誰しも、誰かを幸せにしたいと思って生きています。でも、斎藤一人さんはこうおっしゃっていました。

まず、自分が幸せじゃないと、人を幸せになんてできないよ。

これは単なる順番の問題ではありません。自分が幸せでないと、どんなに良いことをしても、“無理しているエネルギー”が伝わってしまうのです。

ボランティアをしても、笑顔で働いても、どこか苦しそう、疲れていそう、楽しんでいなそう……という人に、まわりが心から惹かれるでしょうか。

だから一人さんは、「まず自分を喜ばせなさい」と繰り返し説きます。

鏡に向かって「今日もよくやってるよ」「私って偉いね」と声をかける。ご飯を食べたら「ありがたいなぁ」とつぶやく。日差しを浴びたら「幸せだなぁ」と感じる。

そうやって、自分の内側を明るくすることで、人に向ける言葉にも自然と“光”が宿るようになるのです。

そして、もし心の中に「でも、自分はこんな手相だから」「こんな人生だから」と思ってしまう瞬間があったら、その時は迷わずこう言ってください。

「この手相で幸せになります」
「この人生で幸せになります」

この“言い切り”の力こそが、運命を変える第一歩です。自分を信じる。自分の今を肯定する。それが波動となり、現実が変わっていきます。

斎藤一人さんが教える「自分を光らせる生き方」とは、自分に優しく、自分を信じ、自分を照らすこと。そこから、あなたを取り巻くすべての人が照らされ、世界が少しずつ明るくなっていくのです。

劣等感は“他人から与えられた無実の罪”であり、悪徳裁判官は“それをいつまでも繰り返す自分自身の思考”であり、天国言葉は“そのすべてを光で洗い流す言霊”です。

自分を幸せにすることは、まわりの人を幸せにすること。あなたが光れば、世界は光ります。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝してます^^

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